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投稿日
2025年11月26日00時58分
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ViewData["SubjectNameId"] = new SelectList(_context.Set<SubjectName>(), "SubjectNameId", "Name");」を説明。

内容

ではこのコードを分解して説明します。

ViewData["SubjectNameId"] = new SelectList(
    _context.Set<SubjectName>(), // ① データソース
    "SubjectNameId",             // ② 値フィールド (value)
    "Name"                       // ③ 表示フィールド (text)
);

1. 全体の役割

このコードは ASP.NET MVC で、ビューに渡すための ドロップダウンリスト用データ を ViewData に格納しています。
ビュー側では Html.DropDownList や Html.DropDownListFor で利用できます。

2. 各部分の意味

① _context.Set<SubjectName>()

  • _context は通常 Entity Framework の DbContext インスタンスです。
  • Set<SubjectName>() は、SubjectName エンティティの 全レコード を取得するための DbSet<SubjectName> を返します。
  • これにより、データベースの SubjectName テーブルの内容が取得されます。

② "SubjectNameId"

  • ドロップダウンの 選択値 (value 属性) に使うプロパティ名です。
  • 例えば SubjectName エンティティに SubjectNameId という主キーがあれば、それが選択時に送信されます。

③ "Name"

  • ドロップダウンの 表示テキスト に使うプロパティ名です。
  • ユーザーが画面で見るのはこの値です。

3. SelectList とは

  • System.Web.Mvc.SelectList クラスは、ビューで <select> 要素を生成するためのデータ構造です。
  • コンストラクタの形式は以下の通りです:
    new SelectList(items, dataValueField, dataTextField)
    
    • items : データソース(IEnumerable)
    • dataValueField<option value="..."> に入る値
    • dataTextField<option> の表示テキスト

4. ビューでの使い方例

@Html.DropDownList("SubjectNameId", (SelectList)ViewData["SubjectNameId"], "選択してください")

これにより、データベースの SubjectName テーブルの内容がドロップダウンとして表示されます。

5. 処理の流れまとめ

  1. コントローラーでデータベースから SubjectName の一覧を取得。
  2. それを SelectList に変換し、ViewData["SubjectNameId"] に格納。
  3. ビューで DropDownList ヘルパーを使って <select> を生成。
  4. ユーザーが選択した値はフォーム送信時に SubjectNameId としてサーバーに渡る。

もし希望があれば、この ViewData を使わずに ViewModel + DropDownListFor を使う、より型安全な書き方も示せますが、どうしますか?

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